ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 全米映画興行収入などの映画情報も紹介。

国内映画興行収入ランキング(10月2週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
なお、本ランキングは興行収入ベースのものですので、動員ベースの巷のランキングとは一部異なる場合があります。

1本の新作がランクインしたため、4週目で「アーサーとミニモイの不思議な国」が圏外へ消えた。
「アーサーとミニモイの不思議な国」の興行収入は4.9億円(先行公開分が含まれていない可能性あり)となっている。
「モンスター・ハウス」よりは稼いでいるが、はっきりいって大コケといっていいのではないか。
上述の金額に先行公開分が含まれていない場合であっても、7億円までは伸びないだろう。
公開前興行収入予想は9億円であり、少々外してしまった。
「レミーのおいしいレストラン」が38億円も稼いでいるのに、なぜこういう結果になるのだろうか。
実写とアニメの融合作品という新手の作品ということのようだが、肝心のストーリーがあまりにもつまらないらしい。
監督業を引退するリュック・ベッソン最後の作品は日米そろって相手にされなかった。
もう彼の名前では観客は集まらないのかもしれない。もはや過去の人なのか。

1位:「HERO」(6週目)<予想順位1位>
【個人予想】 80億円 【配給会社期待値】 100億円以上
1.8億円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは70.5億円を突破した。
1週間の伸びは5.3億円程度だろうか。
「海猿」の71.0億円を超えることが最低限のノルマだったが、ほぼクリアした。
「海猿」 9.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→?→68.5億円
「HERO」10.1→29.8→44.9→57.4→65.3→70.5億円
「海賊」19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2→99.3→102.5→105.1億円
「海猿」のペースでいくと85.9億円程度、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のペースでいくと84.5億円程度となる。
現時点では85億円前後がフィニッシュラインとなりそうだ。
先週の時点では90億円を狙えるペースだったので、やや勢いは落ちてきたのではないか。
「海猿」を倒した今、ライバルは「世界の中心で、愛をさけぶ」の85.0億円ということになるが、果たしてどうなるだろうか。

2位:「キングダム/見えざる敵」(1週目)<予想順位9位>
【個人予想】 2億円
8.8千万円程度のオープニングを飾った。
2位登場というのは驚かされるが、全体のレベルがあまりにも低いことによる現象であろう。また、目立った新作がなく、ライバル不在という状況も後押ししたようだ。
2位といっても、「ミス・ポター」のオープニング8.5千万円とそれほど遜色はなく、「プレステージ」と「ザ・シューター」のオープニング1.1億円以下である。
公開規模が200館を超えており、予想外に公開していたようだ。
有楽町スバル座という有楽町界隈では「サンシャイン2057」や「アポカリプト」という微妙な作品を公開している映画館で公開されたため、苦戦するかと思っていたのだが…。
予想の精度を高めるためには、公開予定作品の公開館数を正確に把握することが責務のようだが、yahoo検索が頼りにならずなかなか難しい。
「キングダム/見えざる敵」は現時点では4〜5億円程度がフィニッシュラインか。

3位:「クローズド・ノート」(3週目)<予想順位2位>
【個人予想】 8〜9億円 【配給会社期待値】 20億円
7.4千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.7億円を突破した。
1週間の伸びは2.2億円程度だろうか。
今年の主な東宝作品の3週目の成績は以下の通り。
「愛の流刑地」8.3億円(トータル13.9億円)
「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」6.3億円(トータル10億円以下詳細不明)
「眉山/びざん」7.1億円(トータル12億円)
「舞妓Haaaan!!!!!」11.5億円(トータル20億円)
「Life 天国で君に逢えたら」9.9億円
先週の時点では、「眉山/びざん」と同程度だったが、差は開いた。
「バブルへGO!!/タイムマシンはドラム式」よりも上位だが、他の作品には劣るという結果に終わりそうだ。
東映作品の「俺は、君のためにこそ死ににいく」の3週目終了時点の成績6.8億円と近いものとなっている。
したがって、フィニッシュラインは10億円前後というところか。

4位:「パーフェクト・ストレンジャー」(3週目)<予想順位3位>
【個人予想】 5〜6億円
6.4千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.3億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.9億円程度だろうか。
3週目終了時点での成績は、「守護神」の6.6億円、「デジャヴ」の6.5億円、「ロッキー・ザ・ファイナル」の6.4億円を下回り、「ブラッド・ダイヤモンド」の6.2億円、「ハンニバル・ライジング」の6.1億円を上回っている。
作品の内容を踏まえると、健闘している。
キャスティングが一見豪華に見えることと、予告編・CMのデキが良かったことがヒットの原因だろう。
現時点では、8〜9億円を狙えそうな勢いだ。

5位:「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(2週目)<予想順位4位>
【個人予想】 2.5億円
6.3千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは2.6億円を突破した。
1週間の伸びは1.8億円程度だろうか。
2週目終了時点の成績は、「蟲師」2.7億円、「そのときは彼によろしく」2.3億円、「釣りバカ日誌」2.3億円に近いものとなっている。
「そのときは彼によろしく」と同じということはやや興味深い。
微妙な恋愛系映画は、似たような結果となるということか。
去年公開された作品では、「7月24日通りのクリスマス」は2.6億円、「ただ、君を愛してる」は2.4億円だった(2週目終了時の結果)。
果たして、新垣結衣主演の「恋空」はどうなるだろうか?
このレベルで終わるのか、それとも大ヒットとなるだろうか、注目したい。
松竹が今年リリースしてきた「怪談」「ラストラブ」「天国は待ってくれる」よりは「未来予想図」は上回っているため、松竹映画としては良い部類に入るのかもしれないが、現時点では5億円程度がフィニッシュラインではないか。

6位:「幸せのレシピ」(3週目)<予想順位5位>
【個人予想】 6〜7億円
5.3千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは5.3億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.7億円程度だろうか。
先週まで接戦だった「TAXi(4)」(3週目終了時4.6億円)、「墨攻」(3週目終了時4.8億円)を上回っている。
感動系ヒューマンドラマ・コメディのため、勢いがあまり落ちていないようだ。
現時点では、公開前予想の6〜7億円が着地点だろうか。

7位:「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(4週目)<予想順位7位>
【個人予想】 9億円
3.5千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは8.8億円を突破した。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
ロバート・デ・ニーロ監督の「グッド・シェパード」が今週20日から公開されるため、順次縮小されていく予定だ。
前作同様に10億円前後がフィニッシュラインだろうか。
4週目終了時の成績は、「ラッシュアワー3」8.2億円、「デジャヴ」7.6億円、「ブラッド・ダイヤモンド」7.5億円となっており、このレベルのライバルと接戦になりそうだ。

8位:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(7週目)<予想順位8位>
【個人予想】 7億円 【配給会社期待値】 10億円
3.5千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは17.0億円突破を目前としている。
1週間の伸びは9千万円程度だろうか。
1週間の伸びが1億円を切り、いよいよ勢いはなくなってきたか。
そうはいっても、18億円はほぼ確実な状況だ。
配給サイドから考えると、20億円突破するまでは公開するような気がする。
この規模で20億円を突破すれば、後世に記録が残るだろう。

9位:「ローグ アサシン」(2週目)<予想順位6位>
【個人予想】 4億円
3.2千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは1.8億円を突破した。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
2週目終了時点の成績は「エディット・ピアフ」に劣っている。
ジェイソン・ステイサム主演作 「トランスポーター2」及びジェット・リー主演作「ダニー・ザ・ドック」の2週目終了時の成績はいずれも2.1億円程度だった。
やはり2億円以上は稼ぎたかったところだ。
ケイン・コスギ、石橋凌が出演しているにも関わらず、日本でここまで苦戦するというのは配給会社の誤算だっただろう。
主演の二人の違和感ある組み合わせ+日本人関係者の出演により、B級テイストが増幅されてしまったことが、問題だったのではないか。
現時点では、4億円に届くかどうかがフィニッシュラインか。

10位:「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(3週目)<予想順位10位>
【個人予想】 4〜5億円
2.8千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは2.9億円を突破した。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
オープニング5.7千万円という作品の割には、トータルが高いように思われる。
年配層をターゲットにしていると思われる作品のため、ウィークデイに稼いでいるのではないか。
「ゾディアック」の3週目終了時点の成績が3.1億円(オープニング8.1千万円)であり、「ゾディアック」の影がみえてきた。
現時点では4〜5億円程度がフィニッシュラインか。


次週ランキング入りが予想されるのは、「グッド・シェパード」「ヘアスプレー」「インベーション」の三本。

「グッド・シェパード」
11月10日からマット・デイモン主演の「ボーン・アルティメイタム」が公開されることが決まっているため、勝負になるのは3週間+αということになる。
作風としては社会的な意味合いが強いので、「ミュンヘン」あたりが参考になるだろうか。
「ミュンヘン」は10億円を超えなかったので、本作も10億円を超えることはないだろう。
したがって、7〜8億円というところではないか。
マット・デイモン主演作の興行収入としては、「ボーン・アイデンティティー」16.0億円、「ボーン・スプレマシー」12.5億円というものがあるものの、「ボーン・アルティメイタム」の公開が間近のため、本作は敬遠されるおそれがある。
マット・デイモン主演作を連続公開する趣旨は分かりかねる。
「ボーン・アルティメイタム」にも悪影響を及ぼさなければよいが。

「ヘアスプレー」
アメリカでは「ドリームガールズ」が103.3百万ドルの興行収入に対して、「ヘアスプレー」は118.6百万ドルとなっている。
その比率で考えると、日本では「ドリームガールズ」が19.5億円だから、「ヘアスプレー」は22.3億円となる。
しかし、そういう単純なことにはならないのが映画の興行収入だろう。
アカデミー賞ノミネートやキャスティングなど、「ドリームガールズ」は日本人好みの映画だったと思われる。
ジョン・トラボルタの女装といったネタなども、あまり話題となっておらず、物足りない成績に終わる可能性も否めないが、比較的日本人はミュージカルが好きなので、9〜10億円程度と予想したい。
06年の「プロデューサーズ」も10.0億円稼いでいた点も参考となる。
初週は「グッド・シェパード」に軍配が上がるが、その後長く稼ぐのではないか。

「インベーション」
ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグというキャスティングだけでどこまで稼ぐことができるかという映画。
気になるのは、あまりCMで宣伝しているようにも思えないことだ。
「ローグアサシン」はしつこいほど宣伝していたように思えるのだが。
そういう点においても、苦戦が予想されそうだ。
また、ネタが宇宙人洗脳モノだけに、大ヒットとはならないだろう。「フォーガットン」程度に終わるのではないか。
「フォーガットン」の詳細は不明だが、5〜6億円程度だろうか。

「アップルシード」の関連作品「エクスマキナ」も公開される。
3千万円程度稼げれば、ランクインも可能だが、どうなるだろうか。
ちなみに「アップルシード」のオープニングは6千万円あったので、今週のランキングならば4位で登場できる。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(−) ◎「グッド・シェパード」(日劇PLEX1)
2(−) ◎「ヘアスプレー」(丸の内プラゼール)
3(1) ▲「HERO」(日比谷スカラ座)
4(−) ○「インベーション」(丸の内TOEI2)
5(2) 済「キングダム/見えざる敵」(有楽町スバル座)
6(3) ×「クローズド・ノート」(日劇PLEX2)
7(4) △「パーフェクト・ストレンジャー」(ルーブル丸の内)
8(5) ×「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(丸の内ピカデリー2)
9(6) △「幸せのレシピ」(丸の内ピカデリー1)
10(8) 済「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(新宿TOKYU MILANO)
[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

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