ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入ランキング(6月第5週目)【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「Wall-E」      (3992館) $63,087,526 ($63,087,526)
2(-)1週目「ウォンテッド」   (3175館) $50,927,085 ($50,927,085)
3(1)2週目「Get Smart」    (3915館) $20,211,242 ($77,477,031)
4(3)4週目「カンフーパンダ」  (3670館) $11,692,061 ($179,276,754)
5(2)3週目「ハルク」       (3349館) $9,577,245 ($115,859,210)
6(4)2週目「The Love Guru」(3012館) $5,340,895 ($25,222,377)
7(6)6週目「インディジョーンズ」(2556館) $5,179,960 ($300,085,447)
8(5)3週目「ハプニング」     (2483館) $3,907,948 ($59,120,854)
9(8)5週目「S・A・T・C」     (1755館) $3,808,288 ($140,170,362)
10(7)4週目「withtheZohan」(2147館) $3,175,214 ($91,190,129)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

2本の新作がランクインしたため、9週目で「アイアンマン」、5週目で「The Strangers」が圏外へ消えた。

「アイアンマン」の現在の興行収入は、309百万ドルとなっている。
3億1千万ドル半ば程度がフィニッシュラインだろうか。
全米史上27本目の3億ドル突破作品となっている。
今後は「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」トータル305百万ドル、「インディペンデンス・デイ」トータル306百万ドル、「スターウォーズ/ジェダイの復讐」トータル309百万ドル、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル309百万ドル超えを目指すこととなる。
制作費140百万ドルの超大作映画だが、楽に製作費を回収し、倍以上の興行収入をあげた。
公開前興行収入予想は1億8千万ドルだったので、大きく予想を外した。
2億ドルは突破するかもと言われていたが、3億ドルを突破すると思った者はほとんどいないのではないか。
アメコミ作品としては「スパイダーマン」の次の地位を確保し、「パイレーツ・オブ・カリビアン」並に稼ぐなど、予想できようもない。
アメリカ内の評価がかなり高いことが、これだけ高い興行収入を上げた理由だろう。
また、アメコミ作品は知名度の高さゆえに、思った以上に爆発するケースがあるようだ。
近年パッとしなかったロバート・ダウニーJr、グウィネス・パルトロウにとっては嬉しいヒットとなったのではないか。
続編もゴーサインが出ることだろう。
「インディ・ジョーンズ」にとっては、なかなか手強いライバルだ。

「The Strangers」の興行収入は、52百万ドルとなっている。
5千万ドル半ば程度がフィニッシュラインだろうか。
公開前興行収入予想は2.5千万ドルだったので、予想の倍以上を稼いだこととなる。
制作費9百万ドルの低予算映画が、ここまで稼ぐということも予想しにくい。
「アイアンマン」同様に、今年の大バケ・ヒット映画ではないか。
大作が揃うサマーシリーズにこんなホラー・サスペンスをぶつけてもヒットしそうには思えなかったが、毎週ステーキだとたまにお茶漬けを食べたくなるというのが人間の心理のようだ。
スタジオはローグ・ピクチャーズという中小スタジオであり、やや苦戦を強いられると思ったのだが、何が起きるか分からないものだ。
こういったこともあるので、アイディアだけで済む低予算ホラー・低予算監禁モノなどの映画が多数リリースされる。
たとえ、コケても大きな影響はなく、ヒットすればボロ儲けできる。
「SAW」トータル55百万ドル超えがなるかが注目になりそうだ。


新作は以下のとおりとなっている。
1位:「Wall-E」(アニメ)
【現在の興行収入】 63百万ドル
【監督】アンドリュー・スタントン(「ファインディング・ニモ」「バグズ・ライフ」)
【主演】Ben Burtt、Jeff Garlin、フレッド・ウィラード
【内容】ゴミ圧縮ロボットは、女性のアンドロイドに惹かれて、彼女のために銀河系へ旅に出る。
【アメリカ内の評価】 メチャクチャ高い
【公開前興行収入予想】 2億5千万ドル
孤独なロボットを主人公としたピクサーの最新作品。
製作費180百万ドルの大作映画。
「インディ・ジョーンズ」185百万ドルと遜色のない高額製作費となっている。

過去のピクサー作品は以下の通り。
07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル(オープニング47百万ドル)
06年「カーズ」トータル244百万ドル(オープニング60百万ドル)
04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル(オープニング70百万ドル)
03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル(オープニング70百万ドル)
01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル(オープニング63百万ドル)
99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
オープニングは比較的大人しいのがピクサー作品の傾向。
評価が著しく高いので、ロングヒットとなりやすい。
これらとの対比で考えると、「Wall-E」の興行収入は235~306百万ドルとなる。
当面の目標は、2億5千万ドル程度だろうか。
「シュレック」の一角である「1」の268百万ドルを超えたいところだ。

2位:「ウォンテッド」(アクション・アドベンチャー)
【現在の興行収入】 51百万ドル
【監督】ティムール・ベクマンベトフ(「ナイトウオッチ」)
【主演】アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン
【内容】暗殺組織から救われた男は訓練されて、敵対する組織と戦う。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億4千万ドル
ジャンルとしては、アメコミの映画化のようだ。
ロシアの鬼才ティムール・ベクマンベトフの作品。
製作費75百万ドルだが、余裕で制作費を回収しそうなオープニングを飾った。
専門家の事前の予想では3千万ドル程度のオープニングと言われていたので、予想以上に高いものとなっている。

ただのアンジェリーナ・ジョリーのアクションならば、ヒットしないだろうが、「マトリックス」のような不可思議な世界が繰り広げられており、大ヒットするのはやはり間違いなかった。
「ジャンパー」(トータル80百万ドル)のオープニング27百万ドルとなっているので、対比で考えると、「ウォンテッド」の興行収入は1億5千万ドル程度を狙えることとなる。

アンジェリーナ・ジョリーの主な主演作品は以下の通り。
07年「ベオウルフ」トータル82百万ドル(オープニング28百万ドル)
05年「Mr.&Mrs.スミス」トータル186百万ドル(オープニング50百万ドル)
03年「トゥームレイダー2」トータル66百万ドル(オープニング22百万ドル)
01年「トゥームレイダー」トータル131百万ドル(オープニング48百万ドル)
「トゥームレイダー」「Mr.&Mrs.スミス」並のオープニングを飾っている。
対比で考えると、「ウォンテッド」の興行収入は139~190百万ドルということとなる。
当面は、1億5千万ドル程度が落ち着きどころか。
「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル、「ダイハード4.0」トータル135百万ドル、「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」トータル132百万ドル、「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドルは超えられそうだ。

アメコミにもジャンルされているようだが、「マトリックス」が参考になりそうだ。
99年「マトリックス」トータル171百万ドル
03年「リローテッド」トータル282百万ドル(オープニング92百万ドル)
03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル(オープニング48百万ドル)
「レボリューションズ」トータル139百万ドルは超えられそうだ。

アメコミ作品としては以下のようなものがライバルとなるか。
92年「バットマン・リターンズ」トータル163百万ドル
00年「X-MEN」トータル157百万ドル
05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
78年「スーパーマン」トータル134百万ドル
03年「ハルク」トータル132百万ドル
07年「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」トータル132百万ドル
当面は、これらを超えたいところだ。

旧作は以下のとおりとなっている。
3位:「Get Smart」(アクションコメディ)
【現在の興行収入】 77百万ドル(先週比+38百万ドル)
【監督】ピーター・シーガル(「ロンゲスト・ヤード」「50回目のファースト・キス」)
【主演】スティーヴ・カレル、アン・ハサウェイ、アラン・アーキン
【内容】マクスウェル・スマート(カレル)は、有能なAgent 99(ハサウェイ)とともにKAOSの軍隊と戦う。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 1億4千万ドル
60年代のドラマ「それ行けスマート」の映画化。
制作費は80百万ドルと高額となっている。

マイク・マイヤーズの「The Love Guru」が全く勝負にならなかったので、アダム・サンドラー主演の「You Don't Mess with the Zohan」とのコメディ対決が注目となりそうだ。
☆「YOU DON'T MESS WITH THE ZOHAN」
OP39→69→084→091百万ドル
☆「Get Smart」
☆39→77百万ドル
「Get Smart」に勢いがあるので、勝負はあったか。

去年公開の「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル、「I Now Pronounce You Chuck and Larry」トータル120百万ドル、「団塊ボーイズ」トータル168百万ドルがライバルになるだろうか。
☆「団塊ボーイズ」トータル168百万ドル
OP40→77→104→123→136→145百万ドル
☆「I Now Pronounce You Chuck and Larry」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114百万ドル
☆「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル
OP33→68→090→101→108→112百万ドル
これらとの対比で考えると、「Get Smart」の興行収入は128~168百万ドルとなる。
現時点では、1億3~4千万ドル程度が落ち着きどころだろうか。

スパイモノコメディといえば、「オースティン・パワーズ」シリーズが有名だ。
興行収入は以下の通り。
02年「ゴールメンバー」トータル213百万ドル
99年「デラックス」トータル206百万ドル
97年「オースティン・パワーズ」トータル54百万ドル
さすがに2億ドルは突破しないだろう。

スティーヴ・カレル主演作の興行収入は以下の通り。
07年「Dan in Real Life」トータル48百万ドル
07年「エバン・オールマイティ」トータル100百万ドル
06年「リトル・ミス・サンシャイン」トータル60百万ドル
05年「40歳の童貞男」トータル109百万ドル
スティーヴ・カレルは「ホートン不思議な世界のダレダーレ」や「森のリトルギャング」といったアニメ作品にも声優として参加している。
現在かなり勢いのあるコメディ俳優といっていもいいだろう。
自身主演作としては、過去最高興行収入の作品となりそうだ。

監督のピーター・シーガルはコメディ作品に実績がある。
主なものは以下の通り。
05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
03年「NY式ハッピー・セラピー」トータル136百万ドル
00年「ナッティ・プロフェッサー2」トータル123百万ドル
94年「裸の銃を持つ男PART33 1/3」トータル51百万ドル

☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148百万ドル
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113百万ドル
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128百万ドル
これらとの対比で考えると、「Get Smart」の興行収入は127~131百万ドルとなる。
1億3千万ドル程度が落ち着きどころだろうか。
「団塊ボーイス」トータル168百万ドルレベルではないものの、「Knocked Up」トータル149百万ドル、「Juno/ジュノ」トータル143百万ドル、「ラッシュアワー3」トータル140百万ドルとはいい勝負をしそうだ。

4位:「カンフー・パンダ」<CGアニメ>
【現在の興行収入】 179百万ドル(先週比+23百万ドル)
【監督】Mark Osborne(「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ」のTVシリーズ)、John Stevenson
【主演】ジャック・ブラック、Ian McShane(「シュレック3」)、アンジェリーナ・ジョリー
【内容】平和な谷を凶悪なユキヒョウから守るため、パンダがカンフーマスターによって古代の格闘技を訓練される。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億6千万ドル
製作費130百万ドルだが、楽に制作費を回収した。
予想以上に高いオープニングを飾り、4週目に突入しても伸びは比較的堅調だ。
CGアニメ「Wall-E」というライバルが公開されても、著しい下落がないのは立派だ。
ドリームワークスアニメ作品としては、「シュレック」以外では一番高い成績になるかもしれない。

ドリームワークス作品のアニメは以下の通り(「シュレック」を除く)。
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123百万ドル
☆06年「マウス・タウン」トータル64百万ドル
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150百万ドル
☆05年「ウォレスとグルミット」トータル56百万ドル
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184百万ドル
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158百万ドル
☆「カンフー・パンダ」
OP60→117→156→179百万ドル
上述作品を上回るペースの興行収入をあげている。
これらとの対比で考えると、「カンフー・パンダ」の興行収入は203百万ドル~236百万ドルとなる。
「マダガスカル」トータル194百万ドルを超えて、2億ドル突破が当面の目標となりそうだが、これも楽にクリアしそうだ。
「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル、「ハッピーフィート」トータル198百万ドル、「アイズエイジ2」トータル195百万ドルも超えそうだ。
また、今年公開された「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」<20世紀フォックス>の興行収入トータル153百万ドルも楽に超えて、今年のCGアニメでは一番の興行収入になるかもしれない。
「Wall-E」との勝負が見物だ。

これらを抜かせば、「アラジン」トータル217百万ドル、「カーズ」トータル244百万ドルがライバルになる。
近年のCGアニメ作品としては、「シュレック」「ピクサー作品」以外を抜かせば、トップの興行収入となる可能性が高い。

5位:「インクレディブル・ハルク」(アクション)
【現在の興行収入】 116百万ドル(先週比+19百万ドル)
【監督】ルイ・レテリエ(「トランスポーター」シリーズ、「ダニー・ザ・ドッグ」)
【主演】エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス
【内容】事故によって能力を手に入れた遺伝学者ブルースは、彼を支配下に置きたい軍との戦いを余儀なくされる。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億4千万ドル
製作費1億5千万ドルとなっている。
「アイアンマン」1億4千万ドル、「インディ・ジョーンズ」1億8千5百万ドルということを考えれば、やや制作費を掛けすぎたのではないかと思う。
ただ、「ナルニア」2億ドル、「スピード・レーサー」1億2千万ドルに比べれば、マシな範疇になる。

☆「アイアンマン」
OP102→178→223→252→276→289→298→305→309百万ドル
☆「インクレディブル・ハルク」
OP055→097→116百万ドル
動きとしては、「アイアンマン」の半分程度となっているが、さすがに相手が悪すぎるか。
通常のアメコミ作品としては悪くない結果にはなりそうだ。

アメコミの映画化は以下の通り。
02年「スパイダーマン」トータル403百万ドル
04年「スパイダーマン2」トータル374百万ドル
07年「スパイダーマン3」トータル337百万ドル
89年「バットマン」トータル251百万ドル
06年「X-MEN:ファイナルディシジョン」トータル234百万ドル
03年「X-MEN2」トータル215百万ドル
07年「300」トータル211百万ドル
05年「バットマン・ビギンズ」トータル205百万ドル
06年「スーパーマン・リターンズ」トータル200百万ドル
95年「バットマン・フォーエバー」トータル184百万ドル
92年「バットマン・リターンズ」トータル163百万ドル
00年「X-MEN」トータル157百万ドル
05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
78年「スーパーマン」トータル134百万ドル
03年「ハルク」トータル132百万ドル
07年「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」トータル132百万ドル
07年「ゴーストライダー」トータル116百万ドル
81年「スーパーマンⅡ」トータル108百万ドル
97年「バットマン&ロビン」トータル107百万ドル
03年「デアデビル」トータル103百万ドル

参考になりそうなのは、以下のような作品。
☆「バットマン・ビギンズ」トータル205百万ドル
OP73→123→151→172→183→191→196→199百万ドル
☆「スーパーマン・リターンズ」トータル200百万ドル
OP85→142→164→178→186→190→193→194百万ドル
☆「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149→151→152百万ドル
☆「ハルク」トータル132百万ドル
OP62→101→117→125→128→130→130→131百万ドル
☆「インクレディブル・ハルク」
OP55→097→116百万ドル
これらとの対比で考えると、「インクレディブル・ハルク」の興行収入は、131百万ドル~157百万ドルとなる。
「ファンタスティック・フォー」よりも動きが悪いので、これをやや下回るのが落ち着きどころか。
目標は1億5千万ドル突破となるが、最終的には1億4千万ドル台となりそうだ。
05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドルと78年「スーパーマン」トータル134百万ドルとの間に収まるのではないか。
オリジナルの「ハルク」トータル132百万ドルを超えることだけはクリアしたい。

エドワード・ノートン、リブ・タイラーにとっては代表作となりそうだ。
リブ・タイラーは「The Strangers」もヒットしており、稼げる主演女優の仲間入りとなりそうだ。

ルイ・レテリエ監督作品は以下の通り。
02年「トランスポーター」トータル25百万ドル
05年「ダニー・ザ・ドッグ」トータル25百万ドル
05年「トランスポーター2」トータル43百万ドル
あまり実績は高くないが、軽めのアクションに仕上がっていそうだと予感させる。

6位:「The Love Guru」(コメディ)
【現在の興行収入】 25百万ドル(先週比+11百万ドル)
【監督】Marco Schnabel(初監督作品)
【主演】マイク・マイヤーズ、ジェシカ・アルバ、Romany Malco(「Baby Mama」「俺たちフィギュアスケーター」)
【内容】国外にいた宗教家(マイヤーズ)はビジネスを始めるためにアメリカに戻り、彼を捨てた妻とスポーツマンとトラブルを起こす。
【アメリカ内の評価】 悪い
【公開前興行収入予想】 6千万ドル
製作費62百万ドルとなっている。
スティーヴ・カレル「Get Smart」とのコメディ対決が注目だったが、予想通り勢いのあるカレルに軍配が上がった。
以前はマイク・マイヤーズといえばヒットメイカーだったが、人気のピークは過ぎたと思われる。
ウィル・フェレル主演「Semi-Pro」との勝負になりそうだ。
☆「Semi-Pro」(トータル33百万ドル)
OP15→25→30→32→33百万ドル
☆「The Love Guru」
OP14→25→
同程度となっているので、「Semi-Pro」をやや上回る3千万ドル半ば程度が落ち着きどころか。
大作系コメディ作品がコケた場合の基準がはっきりしたようだ。
ベン・スティラー主演のラブコメ「The Heartbreak Kid」トータル37百万ドルとなっており、動きはOP14→26→32→35→36百万ドルとなっている。
やはり3~4千万ドル程度が落ち着きどころだ。

マイク・マイヤーズ主演作品は以下の通り。
03年「ハットしてキャット」トータル101百万ドル(オープニング38百万ドル)
03年「ハッピーフライト」トータル16百万ドル(オープニング7百万ドル)※端役
02年「ゴールメンバー」トータル213百万ドル(オープニング73百万ドル)
99年「デラックス」トータル206百万ドル(オープニング55百万ドル)
98年「54フィフティ★フォー」トータル17百万ドル(オープニング7百万ドル)
97年「オースティン・パワーズ」トータル54百万ドル(オープニング10百万ドル)
現在も「シュレック」といった人気シリーズがあるものの、「オースティン・パワーズ」以外ではパッとせず、最近は影が薄い。
また、コメディ作品「Get Smart」に客を奪われてしまい、大コケとなってしまっている。
ライバルも悪すぎたようだ。

「スピード・レーサー」に続く、この夏の大コケ作品になるが、製作費62百万ドルならば、それほど大きな損害でもないだろうか。
それにしても、今年公開された「Baby Mama」(現時点で59百万ドル)よりも稼げないというのは、マイク・マイヤーズ、ジェシカ・アルバの人気が心配だ。
ブランクがあったマイク・マイヤーズは仕方がない部分があるが、ジェシカ・アルバは全く役に立っていないのではないかというほど影が薄い。

7位:「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」<歴史アドベンチャー>
【現在の興行収入】 300百万ドル(先週比+9百万ドル)
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【主演】ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、シャイア・ラブーフ
【内容】クリスタル・スカルとして知られる不思議な人工品の秘密を知ることによって、ソビエトの策略に巻き込まれる。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 3億2千万ドル
制作費185百万ドル。
「ナルニア」200百万ドル、「インクレディブル・ハルク」150百万ドル、「アイアンマン」140百万ドル、「カンフー・パンダ」130百万ドル、「スピード・レーサー」120百万ドルの制作費に比べると、突出したものではない。

全米史上28本目の3億ドル突破作品となっている。
今年公開された映画のナンバーワンとなることができるかが注目だ。
☆「アイアンマン」
OP102→178→223→252→276→289→298→305→309百万ドル
☆「インディ・ジョーンズ」
OP126→216→253→277→291→300百万ドル
「インディ・ジョーンズ」の6週目が「アイアンマン」の7週目を上回っており、よほどのことがない限り、負けることはないのではないか。

過去の「インディ・ジョーンズ」シリーズは以下の通り。
81年「レイダース/失われたアーク」トータル242百万ドル
84年「魔宮の伝説」トータル180百万ドル
89年「最後の聖戦」トータル197百万ドル
既にシリーズ最高の興行収入をマークした。

スティーブン・スピルバーグ関連作品の興行収入は以下の通り。
☆08年「トランスフォーマー」トータル319百万ドル
☆05年「宇宙戦争」トータル234百万ドル
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
☆02年「マイノリティ・リポート」トータル132百万ドル
☆02年「メン・イン・ブラックⅡ」トータル190百万ドル
☆01年「ジュラシック・パークⅢ」トータル181百万ドル
☆98年「プライベート・ライアン」トータル217百万ドル
☆97年「ロスト・ワールド」トータル229百万ドル
☆93年「ジュラシック・パーク」トータル357百万ドル
「トランスフォーマー」はマイケル・ベイ監督作品であるが、プロデューサーがスティーブン・スピルバーグ。
「ジュラシック・パーク」超えが最大目標だが、とりあえずは「トランスフォーマー」超えを目指したいところだ。

去年の高額興行収入作品の週毎の動きは以下の通り。
☆「スパイダーマン3」トータル337百万ドル
OP151→240→282→304→318→326→330→332→334→334百万ドル
☆「シュレック3」トータル322百万ドル
OP123→203→256→281→297→308→314→317→318→319百万ドル
☆「トランスフォーマー」トータル319百万ドル(先行あり)
OP155→224→263→285→296→303→306→309→310→311百万ドル
☆「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル309百万ドル
OP128→218→253→274→287→296→302→304→306→307百万ドル
☆「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル292百万ドル(先行あり)
OP139→208→242→261→272→279→283→286→288→289百万ドル
☆「インディ・ジョーンズ」
OP126→216→253→277→291→300百万ドル
3週目までは「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」と同じペースとなっていたが、「インディ・ジョーンズ」は思ったよりもペースが落ちていない。
これらとの対比で考えると、306百万ドル~316百万ドルとなる。
3億ドル突破はできそうだが、310百万ドル前後が落ち着きどころとなりそうだ。
「トランスフォーマー」トータル319百万ドルはそれほど低いハードルではなく、超えるのはなかなか厳しそうだ。
まずは3億ドル突破、次に「アイアンマン」、最後に「トランスフォーマー」を超えたいところ。
期待通りの興行収入だが、期待以上のものではなかったようだ。

8位:「ハプニング」(サスペンス)
【現在の興行収入】 59百万ドル(先週比+8百万ドル)
【監督】M・ナイト・シャマラン
【主演】マーク・ウォルバーグ、ズーイー・デシャネル(「銀河ヒッチハイク・ガイド」)、ジョン・レグイザモ(「ランド・オブ・ザ・デッド」)
【内容】地球全体に災いが起き、ある家族は逃走する。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 7.5千万ドル
製作費6千万ドルとなっており、制作費はなんとか回収できそうだ。
ただ、悪くないオープニングを飾ったものの、伸びがやはり芳しくない。
相変わらず評価は高くなく、3週目にして完全に動きが止まった。
懸念したように超初動タイプとなった。

M・ナイト・シャマラン監督作品は以下の通り。
☆99年「シックス・センス」トータル294百万ドル
OP27→070→108→139→176→198百万ドル
☆00年「アンブレイカブル」トータル95百万ドル
先46→066→077→083→086→090百万ドル
☆02年「サイン」トータル228百万ドル
OP60→118→151→173→192→206百万ドル
☆04年「ヴィレッジ」トータル114百万ドル
OP51→086→100→107→111→113百万ドル
☆06年「レディ・イン・ザ・ウォーター」トータル42百万ドル
OP18→032→039→041→041→042百万ドル
☆08年「ハプニング」
OP31→051→059百万ドル
やはり超初動タイプの作品となりそうだ。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」対比では、「ハプニング」の興行収入は64百万ドルとなる。
「ヴィレッジ」対比でも、「ハプニング」の興行収入は67百万ドルとなる。
「アンブレイカブル」対比では、「ハプニング」の興行収入は73百万ドルとなる。
「アンブレイカブル」程度の9千万ドルは期待できるオープニングだったが、7千万ドル以下が落ち着きどころのようだ。
製作費6千万ドルをちょっと超える程度では物足りない。
「ライラの冒険」トータル70百万ドル、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル67百万ドル、「SAW Ⅳ」トータル63百万ドルがライバルとなりそうだ。

マーク・ウォルバーグ主演作は以下の通り。
07年「We Own the Night」トータル29百万ドル
07年「ザ・シューター」トータル47百万ドル
06年「インヴィンシブル」トータル58百万ドル
05年「フォー・ブラザーズ」トータル74百万ドル
03年「ミニミニ大作戦」トータル106百万ドル
マーク・ウォルバーグ主演作としては近年最高のオープニングを飾ったが、「フォー・ブラザーズ」トータル74百万ドルを超えるのは厳しくなってきた。
☆「フォー・ブラザーズ」トータル74百万ドル
OP21→43→55→63→68→71百万ドル
「フォー・ブラザーズ」対比では、「ハプニング」の興行収入は79百万ドルとなるが、ここまでは稼げまい。

9位:「セックス・アンド・ザ・シティ」<ロマンティック・コメディ>
【現在の興行収入】 140百万ドル(先週比+8百万ドル)
【監督】Michael Patrick King(テレビシリーズを手掛ける)
【主演】サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、Cynthia Nixon
【内容】ドラマの4年後のストーリー。キャリー(パーカー)が結婚するとかどうとか。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 1億5千万ドル
制作費65百万ドルだが、あっさりと回収し、既に倍以上の興行収入をあげている。
知名度のある作品はやはり強い。
本作の成功により、今後もドラマの映画化が進みそうだ。

サラ・ジェシカ・パーカー主演作品は以下の通り。
☆06年「恋するレシピ」トータル89百万ドル<マシュー・マコノヒー共演>
OP24→48→64→73→79→83→86百万ドル
☆05年「幸せのポートレート」トータル60百万ドル<ダイアン・キートン共演>
OP13→26→44→53→57→59→59百万ドル
対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ」の興行収入は147百万ドル~158百万ドルとなる。
当面の目標は、1億5千万ドル突破となりそうだ。

☆「300<スリーハンドレッド>」トータル211百万ドル
OP71→129→162→180→193→201→205百万ドル
☆「ザ・シンプソンズMOVIE」トータル183百万ドル
OP74→128→152→165→173→178→180百万ドル
☆「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル
OP49→088→108→120→129→133→136百万ドル
☆「ダイハード4.0」トータル135百万ドル
OP48→084→103→116→125→130→132百万ドル
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」
OP57→099→120→132→140百万ドル
これらとの作品との対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ」の興行収入は148百万ドル~153百万ドルとなる。
やはり、現時点では1億5千万ドル突破が当面の目標となりそうだ。

近年の高額興行収入ロマンティック・コメディ作品は以下の通り。
02年「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」トータル241百万ドル
05年「最後の恋のはじめ方」トータル179百万ドル
07年「Knocked Up」トータル149百万ドル
03年「女神が家にやってきた」トータル133百万ドル
02年「メラニーは行く!」トータル127百万ドル
02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
03年「恋愛適齢期」トータル125百万ドル
04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
06年「ハニーVS.ダーリン2年目の駆け引き」トータル119百万ドル
03年「10日間で男を上手にフル方法」トータル106百万ドル
ウィル・スミス主演の「最後の恋のはじめ方」超えは無理のようだ。
☆「最後の恋のはじめ方」トータル179百万ドル
OP43→90→121→138→150→159→166百万ドル
☆「Knocked Up」トータル149百万ドル
OP31→66→90→109→122→132→138百万ドル
☆「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→89→99→107→113→117百万ドル
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」
OP57→99→120→132→140百万ドル
これらとの対比では「セックス・アンド・ザ・シティ」の興行収入は167・171・158百万ドルとなるが、「最後の恋のはじめ方」「Knocked Up」は伸びがあるので参考にはならない。
現実的な落ち着きどころは、やはり1億5~6千万ドル程度だろうか。
とりあえずは、ジャド・アパトーがプロデュースした「Knocked Up」のトータル149百万ドルを破りたいところだ。

10位:「YOU DON'T MESS WITH THE ZOHAN」<コメディ>
【現在の興行収入】 91百万ドル(先週比+7百万ドル)
【監督】デニス・デューガン(「I Now Pronounce You Chuck and Larry」)
【主演】アダム・サンドラー、ジョン・タトゥーロ
【内容】イスラエルの凄腕エージェントが、ニューヨークへやってきて、ヘアスタイリストになろうとする。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 1億4千万ドル
アダム・サンドラーが主演・共同脚本・プロデュースを努める作品。
制作費90百万ドルの高額コメディ。
このうち、アダム・サンドラーのギャラは2千万ドル程度だろうか。
ギャラの詳細は不明だが、それに見合うだけの高いオープニングを飾ったものの、伸びが足りない。

アダム・サンドラーの過去のコメディ作品との比較は以下の通り。
☆07年「I Now Pronounce You Chuck and Larry」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114百万ドル
☆06年「もしも昨日が選べたら」トータル137百万ドル
OP40→78→106→120→128→132百万ドル
☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148百万ドル
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113百万ドル
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128百万ドル
☆02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
OP37→74→094→108→116→121百万ドル
☆「YOU DON'T MESS WITH THE ZOHAN」
OP39→69→084→091百万ドル
「もしも昨日が選べたら」、「50回目のファースト・キス」と同程度のオープニングだったが、2週目以降の興行収入はこれらよりも低い。
これらとの対比で考えると、「YOU DON'T MESS WITH THE ZOHAN」の興行収入は97百万ドル~108百万ドル程度となる。
なんとしても1億ドルは突破させたいところ。
現時点では、1億ドル前半程度が落ち着きどころではないか。
アダム・サンドラー主演のコメディ作品としては近年最低の興行収入となる可能性が高まった。
製作費9千万ドルをようやく回収できるだけでは物足りない。

「団塊ボーイズ」トータル168百万ドル、「Knocked Up」トータル149百万ドル、「juno/ジュノ」トータル143百万ドル、「ラッシュアワー3」トータル140百万ドルとは勝負にはならず、「Superbad」トータル121百万ドル、「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル、「ゴーストライダー」トータル116百万ドルとの勝負にもなりそうもない。
「エバン・オールマイティ」トータル100百万ドルだけは超えたいところ。


次週のランキングには、ウィル・スミスが嫌われヒーローを演じる「ハンコック」が登場予定。
2億ドル突破なるだろうか。
その他に、アビゲイル・ブレスリン主演の「Kit Kittredge: An American Girl」が拡大公開される。
アビゲイル・ブレスリン主演作は今年3本目の公開となる。
よく働く子役だ。
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